地球の衛星である「月」。
月には不思議な力があると思います。
例えば、地球上の海の潮汐。
海は月の引力がもっとも強くなる満月と新月の頃に「大潮」に、また下弦と上弦の頃に「小潮」となります。
そして、地球上の動物の生理現象。
人間の女性の平均的な月経周期は、月の平均的な朔望周期(月が満ち欠けする周期)と同じ29.53日とされています。
そして、妊娠期間は、そのぴったり9倍の265.8日。
さらに人間の出産は、満月や新月の時期に著しく増加する傾向にあり、これらの現象は科学的な研究データでも確認されています。
まるで全てが「月が満ち欠けする周期」をもとに巡っているかのようです。
こうした人間とは切っても切り離せない関係にある「月」は、占いにおいてもまた欠かせない存在です。
占い、特に西洋占星術において、月は “人間の感情” や “気分” “幼い子供” などを表すシンボルとされています。
常に地球に寄り添い輝き続ける衛星、「月」。
西洋占星術で人間の “感情的な傾向” を占う場合には、この月の位置と、他の惑星との関わり合いを紐解くことが大切ですね。
ちなみに、月の他の主な惑星が示す意味は以下の様な感じです。
- 太陽 ・・・ 本質 自我
- 水星 ・・・ 知性 会話 少年性 旅
- 金星 ・・・ 女性 芸術 娯楽 美的センス
- 火星 ・・・ 男性 活力 攻撃性 戦争
- 木星 ・・・ 拡大 発展 幸運 リラックス
- 土星 ・・・ 制限 伝統 責任感
- 天王星 ・・・ 変革 天才性 科学 個人主義
- 海王星 ・・・ 芸術 神秘 幻想 薬とアルコール
- 冥王星 ・・・ 強力な支配、制御不可能な影響力